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投稿

3月, 2019の投稿を表示しています

母子保健に尽力する産婦人科医の紹介

春ですね。 こんにちは医局員Pです。 花粉症悪化で前方2mすら見えない状況で業務に励んでおります。 さて、本日は当院のKJ先生の記事がアップされましたのでご紹介です。 先生は記事にも書いてありますが、主に母子保健に尽力されております。 虐待や社会的、経済的な妊婦さんに対して継続的な診療を行われております。 妊娠は正常な人間の経過の一つですが、だからこそ病気以外の社会的状況や支援体制が大切かなと思います。 なかなか妊娠自体を打ち明けることもできない患者さんも少なくなく、KJ先生はそういった状況を打破するために日々奮闘されておられます。 一度目を通していただくと、受診までの足取りが軽くなると思います。 https://clintal.com/doctor/15057#interview-partial では本日はこのあたりで、、、

送別会

花粉症でいつ窒息してもおかしくない状況の医局員Pです。 春ですね。 ルパフィンが最高に花粉症に効いて手放せない季節です。 ところで3月は月の中で最も嫌いな月かもしれません。 出会い別れの中で別れの季節ですので。 今年も例外なく医局を去る先生と門を叩く先生がいらっしゃいます。 産婦人科入会員数は僕の記憶では2010年をピークに減少を続けており、絶滅危惧種になりつつあります。 すでに年間入会数400人を割っているわけですから、単純計算で1県に10人新入社員がいないことになります。 そういった状況です。 そんな中頼りになる先生方が辞めるのは非常につらいです。 先日も送別会を行い、長年勤務されたT先生を送り出しました。 粛々と飲むわけではなく、いつものような騒がしいとりとめのない話で日付も変わっており、記憶もなくなっておりましたが、最後はそういう酒の席がいいと思います。 医師には職業を変えるという選択肢がないため、きっとまたどこかで会えるわけなんですが、家族より1日に長くいる人と離れるのはやはり寂しいですね。 とりとめがなくなりましたが、4月には新しい卵の先生も入局される(なんと今年は3人も!(滝涙))ので、気持ちを切り替えて邁進していく所存です。 T先生、長年本当にお疲れ様でした。

国際ワークショップ2019 in バンコク

こんにちは、医局員Kです。 こちらのブログには初めて投稿致します。 今回は2019/3/4-3/6にタイのバンコクで開催されましたInternational Workshop 2019 "Perfect Dissection-Elucidating Anatomy in the Pelvic Space"にK教授にお誘い頂き、5, 6日の2日間に参加して参りました。 この国際ワークショップは婦人科手術に必要な骨盤解剖をエキスパートの先生のレクチャーとライブサージャリー、そしてキャダバートレーニングで学ぶというものです。 日本からも数多くの御高名な先生方が参加されておりました。 ~5日~ 午前中はライブサージャリーで、子宮体癌のstaging laparotomyの症例でした。 左後腹膜鏡下傍大動脈リンパ節郭清+腹腔鏡下準広汎子宮全摘+両側付属器切除+骨盤リンパ節郭清でした。 非常にスピーディかつ正確で、でエネルギーデバイスの使い方も変わっており、まさに❝匠の技❞でした。 とても真似出来るものではありませんが、刺激的でした。 午後からはレクチャーでした。 正直、英語の講義は辛かったですが、内容は興味深いものでした。 ~6日~ この日がこのワークショップの目玉となるキャダバートレーニングです。 キャダバートレーニングは献体で実際の手術操作の練習をするものです。 広汎子宮全摘を想定して、骨盤内の血管系や神経系の走行を剥き出しにしていきます。 医学部の解剖実習依頼に献体に触れましたが、タイの献体は❝秘伝のタレ❞によって組織が柔らかく処理されているそうです。 お昼休憩をはさんで5時間半、あっという間でした。 普段は見ることない血管や神経の走行を確認し、普段の手術で「ここはあぶない!」と言われていた理由を確認出来ました。 まだまだやりたりない中で終わってしまったため、機会があれば、また是非やりたいと思いました。 キャダバートレーニングは参加人数が限られていましたが、K教授が小生に譲っていただき、大変貴重な経験をすることが出来ました。 帰国した足でそのまま外来を終えて、この報告を書いています。 この経験を明日からの臨床に還元