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第385回東京産科婦人科学会例会にて

若手産科医局員のIです。



都内病院が症例報告を行う場として地方部会が信濃町で開かれました。
3DCT導入により屈曲肢異形成症の診断精度向上に有用であった1例」を発表してきました。
思っていた以上に広い会場でしたが無事プレゼンが終わりほっとしています。








屈曲肢異形成症は骨系統疾患の一つで10000出生のうち0.061.5人の頻度です。
四肢の短縮と下肢屈曲を認めるまれな疾患で呼吸器疾患(気管軟骨低形成、肺低形成)に対し出生後早期より呼吸補助が必要となります。
そのため出生前診断が重要である疾患です。




エコーは産科の妊婦健診では欠かせない検査ですが検査の精度にも限りがあり、3DCTを併せて行うことで胎児の立体的な骨格構造がわかり、診断精度の向上に有用です。
本症例も早期診断により出生後すぐに呼吸管理の介入が可能となり長期予後に繋がりました。





地方部会なので各セッションでは産科開業医視点の質問が飛び交っていました。
脳血管系の珍しい合併症例の報告が多かった印象でした。
自分が経験したことのない症例を学ぶことができ今後も参加していきたいです。




若手産科医局員 I 拝