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第76回日本産科婦人科学会 学術講演会

お初にお目にかかります。 新入局員のTと申します。 このたびブログを執筆する機会をいただき身が引き締まる思いです 。       まずは自己紹介から、 私は他大学を卒業後に東北の市中病院で初期研修を行い、 今年の4月にここ東京女子医科大学病院の産婦人科に入局しました 。       入局のきっかけは昨年8月に病院見学で訪れた際、 先輩医師のとても教育的な姿勢に感銘を受け ここでなら自分の理想とする産婦人科医像に近づけると強く感じた からです。       それでも専門医プログラムを決める期限が近付くと 出身大学や初期研修病院の関連医局にそのまま入局しようかなど、 正直なところとても悩みました。 しかしながら 実際に働いてみると、 真剣ながらもどこか温和な雰囲気のカンファレンスや 大学病院ならではの希少な症例を担当させてもらえたりと ここを選んだことは間違いではなかったと実感する毎日です。       入局を少しでも考えている研修医、 学生さんはぜひ一度見学に来てもらえたらなと思います。       前置きが長くなりましたが さて今回は、題名に掲げたとおり 横浜で開催された「日本産科婦人科学会 学術講演会」に参加してきました。 私自身、大きな学会に参加するのは人生初めてで その日横浜は気温25度近くの晴天だったことも相まって 会場はとてつもない熱気とエネルギーに満ち溢れていました。 第一線で活躍される臨床医・研究者の講演を拝聴するのはもちろん 自分と同年代の若手の先生方が様々な分野、新しい視点で研究・ 発表をされていて 自分も負けていられないなと普段はなかなか味わえない刺激を受け ました。 このことが学会に参加した一番の収穫だったと思います。 この気持ちを忘れずに、今後もさらなる努力を重ねてまいります。       それでは、また。

婦人科内視鏡ガイドライン2024年

                    平素よりお世話になっております。 Pです。 春一番とともに花粉症一番がやってきました。         本日は東京駅で開かれている婦人科内視鏡ガイドライン2024年度の最終会議に参加させていただきました。 詳細は省かざるを得ないですが、まずは感想を。 よろしくお願いいたします。             ガイドラインというものが、まずどの科、学会にも存在し、日本、また世界において大まかな病気、治療に関して一定の水準、推奨を担保するために、数年毎にアップデートが行われます。 こういった病気、症例に関しては現状ではこういった治療、精査がいいのではないか、こういった治療は現状ではしないほうがいいのではないかといった大まかな治療を決定します。 それを莫大なデータの探索や成績をもとにエビデンスベースで、日本中の著名な先生たちがディスカッションを行い決定していきます。       小生もK教授のお手伝いで参加させていただいております。 貴重な経験をさせていただいております。 ひたすらに感謝、感謝、感謝です。           最終報告として今年度の婦人科内視鏡学会での公表となるかとおもいます。           このガイドライン会議は1年以上前から動き出しており、今回がその最終決定会議です。 膨大な時間と労力をかけて指標ができあがっていくのだなぁと感じながら会議は光の速度で過ぎていきました。 大まかに良性、悪性、子宮鏡に分かれ、各CQに対して正当性、妥当性を最終検討し、投票をおこなっていきます。 小生、巨匠に挟まれ10分で1日分の体力が消費していきました。ハァハァ、、、           2日間のディスカッションの結果、婦人科内視鏡の指標が決定しました。 今後の発表をお待ちいただければ幸いです。 すべては患者さんのために。